当山では毎年二月三日に節分星祭を行なっております。
満願寺本尊秘仏聖観世音菩薩の御宝前に星供曼荼羅本尊をかかげ、皆様から申し込まれた厄除お守りをお供えし、護摩を焚き御祈祷を致します。
星祭(星供)とは『宿曜経(すくようきょう)』に説かれている、
一、本命星(北斗七星)という十二支をつかさどる生れた年の星。
二、元辰星という一生の貧富や栄枯盛衰等の運命をつかさどる本命星の裏星。三、当年星という一年ごとに交替してその人につき吉凶禍福を与える
●羅ゴ星 土曜星 水曜星 金曜星 ○日曜星 ●火曜星
●計都星 ○月曜星 ○木曜星 の九曜星
四、本命曜という一生の吉凶禍福をつかさどる生れ日の曜星。
五、本命宮というこれまた一生の間の禍福をつかさどる生れ月の十二宮。
六、本宮宿という生れた日の宿の善悪によって人の運命に幸不幸ありと見てゆく二十八宿。
これ等星供曼荼羅の本尊及び諸天善神を供養し、閼伽、塗香、花鬘、香、飯、餅、菓子、茶、灯、銭を供え、真言を唱え、願主の家内安全、息災延命、福寿増長、開運招福、諸願成就を祈る、お大師さま御請来の密教相承の秘法であります。
新しい年を迎え皆様と供に一年の無事をお祈り致しましょう。信者のお家族を始めお知り合いの方々へもお勧め下さい。観音縁日には願主の芳名を読み上げ祈念させて頂いております。
自分は勿論のこと他人の喜事を共に悦ぶことは仏道の大事な教えであります。
二月三日の星祭節分大祭は午前十時より大護摩祈祷、福引、豆まきの行事があります。
山主 合掌